お役立ち情報
突然ですが、愛犬のシャンプー・シャンプー後のケアはしっかりおこなっていますか?
犬の皮膚トラブルに悩まされている場合、適切な治療をおこなうことが重要です。
一見、治療というと投薬のイメージが大きいと思いますが、実はスキンケアで皮膚を健康な状態に保ってあげることが一番大切なのです。
この記事では、犬のスキンケア方法について解説していきます。
皮膚トラブルを防ぐためには、正しいスキンケアで健康な皮膚コンディションを作り上げることが重要です。
犬の皮膚は、人間同様に季節や健康状態によって状態が変わりやすいため、スキンケア方法もその都度、変えてあげる必要があります。
例えば、シャンプーの種類やシャンプーの頻度など、犬によってそれぞれ変わってくるでしょう。
日頃の様子をしっかり確認して、愛犬に適したスキンケアを選択してあげましょう。
シャンプーを選ぶ際に、何を決め手に選んでいますか?
香りや洗いやすさなど、飼い主さんによって決め手になるポイントは様々でしょう。
しかし、皮膚トラブルの多いデリケートな皮膚の犬の場合、次の3つのような皮膚の状態に会ったシャンプーを選ぶ必要があります。
順番に見ていきましょう。
抗菌効果の高いシャンプーは、殺菌効果に特に優れているシャンプーです。
皮膚の増えすぎた細菌を減らしてくれるため、健康な皮膚バリアを作ることができますよ。
皮膚トラブルの中には、皮膚のバリアが不安定で、本来皮膚表面に常在する細菌が増えすぎてしまうことで皮膚病に繋がることもあります。
皮膚を清潔に保つために、頻度もその子に合わせて変える必要が生じるでしょう。
敏感肌用のシャンプーは、肌の刺激になる成分を取り除いた、肌に優しいシャンプーの事です。
洗浄力が弱いため、肌の弱い犬には向いていますが、皮脂が多い犬や肌トラブルを患っている犬にはあまりおすすめしません。
ただ、中には皮膚にダメージを与えすぎないように、わざと敏感肌用シャンプーで2回シャンプーする飼い主さんも見られます。
皮膚の状態がわかりにくい場合、トリマーさんや獣医さんに相談してみるとよいでしょう。
その子の持つ特性を教えてくれる可能性が高いです。
脱脂効果のあるシャンプーは、脂漏症などの皮膚がベタベタになるくらいの皮膚トラブルに見舞われている場合に使用します。
かなり強い脱脂性があるため、あまり洗いすぎると強い洗浄力から皮膚のバリア機能が弱くなり、より酷い症状を招く場合もあるでしょう。
また、脱脂効果のあるシャンプーの場合、季節によっては保湿が必要になる場合もあるので、アドバイスを受けながら頻度や方法を選択するようにしましょう。
洗って皮膚を清潔にしただけでは、健康な皮膚になったとは言い切れません。
そのため、シャンプー後には次のようなケアも大切です。
人間も洗顔後に化粧水などで保湿をするのと同様、犬も保湿をすることが必要になるケースがあります。
特に乾燥する冬場などは、シャンプーの後のドライヤーによって乾燥が起こり、余計にふけが出るようになってしまったり、皮膚炎が起きやすいです。
そのため、乾燥しやすい子は、動物用の保湿剤などを利用して肌に潤いを与えてあげましょう。
乾燥は、ドライヤーで温風をかけて行なうイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、すでに皮膚炎を起こしている子やデリケートな皮膚の子は、ドライヤーの温風で皮膚にダメージを受けてしまうことがあります。
吸水性の高いタオルでタオルドライをしっかり行うことや、風力の強いドライヤーで冷風で乾燥させるなどの工夫で乾燥時のダメージも減らすことが必要な場合もあります。
犬のシャンプーというと洗って終わりというイメージがありますが、健康な皮膚を保つためには、正しいスキンケアを行なうことが必要です。
そのためにも、愛犬の皮膚トラブルの原因を把握したうえで、適切なシャンプーを正しく選んであげることも大切です。
薬用シャンプーは匂いがあまりよくなかったり、泡立ちが悪かったりするなどの理由から、苦手な飼い主さんもいるでしょう。
しかし、専門家のアドバイスを受けたり、探してみることで薬用シャンプーでも色々な種類が開発されていて、それぞれの飼い主さんに適しているであろうシャンプーと出会える可能性は充分にあります。
シャンプー探しやシャンプー方法でお困りの際は、トリマーさんやかかりつけの獣医さんなどに是非相談してみてくださいね。