お役立ち情報
愛犬に皮膚のトラブルが起きていたら、飼い主としてはすぐに動物病院に連れていきたいところです。
しかし、犬は人間が病院で治療を受けるときとは違って公的な医療保険がきかず、治療費が高額になることも。
本記事を参考に、愛犬が皮膚病になった場合の治療費についてチェックしておきましょう!
犬の皮膚病にかかる費用は、症状や皮膚病の原因によって違ってきます。
ダニやノミが寄生することによる皮膚病は、駆虫薬を使ってそれらの除去をするだけで治療が完了する場合があります。
しかし、繰り返して発症しやすい皮膚病や完治が難しい場合には治療が長引き、治療費も高額になることも少なくありません。
ここからは、治療費が高くなりやすい犬の皮膚病についてご紹介します。
犬の皮膚病のなかでも、特に治療費がかかりやすいのが外耳炎です。
外耳炎の治療は1回では終わらず、何回も動物病院に通院する必要があります。
さらに犬は外耳炎を発症する回数が多いとされているため、治療費も高額になるのです。
外耳炎が悪化してからの治療には更なる費用がかさむため、愛犬の耳周りにトラブルがあったら早めに動物病院に連れていき、治療をスタートさせましょう。
膿皮症も、犬に発生しやすい皮膚病です。
膿皮症は、細菌の感染によって犬の皮膚に激しい痒みがおこります。
膿皮症は重症化するとなかなか治らず、動物病院への通院回数や薬代が増えていくため治療費が高額になってしまうのです。
また、膿皮症の悪化や再発防止のために動物病院で処方される薬用のシャンプーが必要になる場合もあります。
犬のアトピー性皮膚炎は完治が難しく、長期間の治療が必要になるため治療費も高額になりやすいとされています。
ステロイド薬による治療では比較的安い治療費で済む場合もありますが、犬によっては副作用が発生する恐れがあるためなるべく避けましょう。
また、アレルギーの検査を行うだけでも2万〜3万円かかるのが一般的です。
犬の皮膚病に対する費用は、公的な医療保険の適用がない「自由診療」です。
そのため、いつか愛犬に皮膚病が発生したときのために普段から治療費の目安をチェックしておきましょう。
ここからは、犬の皮膚病について、治療費や治療方法についてご紹介します。
具体的な治療費は症状の具合や動物病院によって変わってくるため、もっと詳しく知りたい場合はかかりつけの動物病院に問い合わせておくと安心です。
犬の皮膚病の場合、一般的には1回の通院で約2000円〜6000円の治療費がかかります。
ちなみに、犬の皮膚病の治療は、症状の具合を見ながら次のような内容で行われます。
また、初診の場合は皮膚病の原因を調べるために、アレルギーの検査や血液検査を行うことも知っておきましょう。
皮膚炎は継続的な治療が必要になることがほとんどであるため、動物病院への定期的な通院が大切です。
通院が長期間になるほど、皮膚病が完治するまでの治療費は高くなっていきます。
犬の皮膚病の費用が心配であれば、ペット保険にあらかじめ加入しておくのも良い方法です。
ペット保険に加入している場合は、治療費の5〜7割は保険が負担してくれます。
ちなみに、ペットが一度何かの病気にかかった後でペット保険に加入すると、その病気は補償対象外になる場合や保険に加入できない場合もあるため注意が必要です。
ペット保険が気になる方は、ペットが病気になる前から加入しておきましょう。
犬は皮膚炎などのトラブルを抱えやすく、治療にかかる費用は皮膚病の種類や症状によって大きく変わります。
特に、アトピー性皮膚炎など犬の体質が関わる皮膚病は完治が難しいため、長期間の治療をしなければならず治療費も高くなることが多いのです。
皮膚病を放っておくと、症状が悪化してますます治療が困難になります。
治療費をかけずに愛犬の健康を守るためには、早めに動物病院に受診する・ペット保険に加入して普段から備えておくのが良いでしょう。