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犬の皮膚ただれを発見したら
なでたり、顔を寄せてスキンシップをする際に、皮膚のチェックをしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
中には、触られるのを嫌がって、発見が遅くなることや、トリミングなどの定期的なケアの際に見つけてもらって指摘されるケースもあると思います。
この記事では犬のただれを発見した時の対処法について説明していきますね。
犬の皮膚ただれは、短毛の子や被毛の無い腹部にある場合は見つけやすいかもしれませんが、たくさんの被毛に覆われた子の場合見つけるのが難しい場合が多いです。
赤みや湿疹、かさぶたやふけなどで気付くことが多いと思いますが、強い痒みがある場合は、犬が気にしすぎて傷状になって化膿してしまっている場合もあります。
普段から被毛をかき分けて皮膚の状態を見たり、化膿している際は独特のにおいがするので、匂いの変化が無いかどうかなどを気を付けておくとよいでしょう。
皮膚ただれを見付けたら、何らかのトラブルが愛犬の皮膚に起こっている可能性が高いですが、どのような変化が起こっているのでしょうか。
原因は、次の様にいくつか考えられます。
まず、一番多い原因として挙げられるのが皮膚炎です。
皮膚炎の中でも、原因は感染性やアレルギー性、アトピー性など様々です。
場合によっては、飼い主さんも感染する危険性のある皮膚炎もあるので、見つけた場合はすぐに原因を究明しましょう。
また、一緒に寝たり接触する頻度を減らす等の注意もしてくださいね。
痒みなどの違和感は愛犬への大きな負担にもなり得ます。
早く軽減させてあげられるように受診をする等の対処をしましょう。
不衛生な部屋の中に体を横たえていたり、糞尿にまみれた状態だと、皮膚も健康に保てずただれてしまうことがあります。
その子の汚す頻度にもよりますが、常に清潔な環境で過ごせるよう、最低でも1日1回は必ずトイレの交換や汚れた部分のふき取りなどをして配慮してあげてください。
皮膚の汚れを除去し、より良い状態に保つために、スキンケアは欠かせません。
乾燥のために適当にドライヤーをかけて、乾燥させすぎたり、低温やけどのようになって皮膚ただれにつながることやブラッシングの頻度が少ないために毛玉状になって、その下の皮膚の状態が悪くなってしまうこともあります。
どうしても難しい場合はプロのトリマーさんなどの力を借りても良いでしょう。
正しいスキンケアで皮膚を常に清潔に保ってあげてください。
思いもよらぬ皮膚ただれの発見に慌ててしまう飼い主さんも多いでしょう。
つい、人間用の軟膏を塗ろうとしたり、大丈夫だろうと放置してしまうと、皮膚ただれが悪化してしまう場合もあります。
痒みや痛みの違和感は愛犬にも負担をかけます。
まずは原因を究明するために受診をしましょう。
いざ受診をするときに場所がわからなくならないように、見つけたらまず写真を撮ってわかりやすくしておくことをおすすめします。
犬の皮膚ただれは、どんなに健康な子でも起こり得て、できてしまうと違和感などで犬の生活に大きな負担をかけます。
負担なく、健康に過ごせるように予防しながら、出来てしまってもいち早く発見して、負担を軽減できるよう、飼い主さんとしていざという時はどうすべきか知っておく必要があるでしょう。