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カビが原因で犬の皮膚病が発症する皮膚糸状菌症とは

トイプードル2

犬の皮膚病はカビが原因になる子ともあります。

糸状菌と呼ばれる菌に感染すると皮膚病が発症します。

人間や他の生き物にも感染するため注意が必要な皮膚病です。

糸状菌に見られる症状

糸状菌にかかると皮膚が赤くなったりかさぶたができたり、フケがいつもより多くなる傾向があります。

  1. 皮膚が赤くなってきた
  2. かさぶたが出来て毛が抜けてしまう
  3. フケが多い
  4. 発疹がみられる

これらの症状は特に顔や頭、前足にでやすいですが、そのほかにも首や背中など全身にでてしまう症状です。

どんな犬がかかりやすいのか

糸状菌症は、犬の免疫力が低下しているときにかかりやすい特徴を持ちます。

  1. 小さい子犬
  2. 内臓系の疾患を持つ犬
  3. 免疫抑制等免疫を抑える薬を飲んでいる犬

これらに該当する場合、糸状菌症と判断するための判断材料になりますが、正確に判断するには病院での診察が必要です。

どんな検査が行われるのか

犬の皮膚病が疑われる場合、どんな皮膚病に該当するのか検査が必要です。

  • 抜け毛検査
  • 培養検査
  • ウッド灯

抜け毛検査とは、皮膚の症状が起きている周りから毛を採って、糸状菌があるかどうか顕微鏡で調べます。

培養検査とは、症状が出ている部分の毛を採って、培養することで病気の元となるカビがあるかどうか調べます

ウッド灯とは、特殊な光を使ってカビがあるかどうか調べます。

犬の糸状菌症を予防するために

犬の糸状菌症のような皮膚病を予防するために大切なことは、定期的にシャンプーをしてあげることです。

皮膚を綺麗に保つことでカビの繁殖を防ぐことができます。

ただし、洗い過ぎはNGなので、シャンプーの回数は主治医と相談して決めるといいでしょう。

また、日頃使うおもちゃや食器などはいつもキレイに洗って清潔に保つことも大切です

まとめ

愛犬が皮膚病を患ったかどうか、一番最初に気づいてあげることができるのは飼い主だけです。

初期症状の段階なら早期発見により悪化を防ぐことができます。

カビによる皮膚病は飲むお薬や塗るお薬、症状によってお薬を入れたお風呂に入ることで改善させることができますので、皮膚に異常が見られた場合は早めに病院で診察を受けましょう。